「毒親育ちの私は、将来毒親になってしまうのでしょうか?」
クライアントさんからこんな質問を頂きました。
毒親とは毒になる親の略で、「子供の毒になる親」という意味です。
例えば過干渉といって、子供の事を必要以上に干渉したり。
逆に子供と関わらずほったらかしにし、ひどければご飯を与えない、お風呂に入れないなど。
暴言を吐いたり、無視したり、あるいは暴力をふるったり。
毒親のパターンというもは色々ですがつまりは、
子供を自分の都合で自分の思うようにコントロールしようとする親のことを毒親と呼びます。
そしてその毒親に育てられた子供のことを、毒親育ちといいます。
毒親に育てられた毒親育ちの方は、
自分という存在を後回しにしたり、ないがしろにしたりしがちです。
そしてそのせいで、大人になるにつれ人間関係などが思うようにいかず、
生きづらさを抱えてしまいます。
自分がいけない人間だから何もかもダメなんだと、またつらくなる悪循環に陥りがちなのです。
そういったつらい過去、成長してからの生きづらさが、
自分が親になった時に、子供に対してつらくあたってしまったり、
自分の思い通りにしようと子供をコントロールしようとしてしまいます。
今まさに子育て中の方、必要以上に子供を怒鳴って叱ってしまうことはありませんか?
ダメだと思っても、どうしても止めらない。
その事で、「なんて自分は酷いんだ」と自己嫌悪に陥るも、
また怒鳴ってしまって、止めようと思っても止められずまた自分を責めてしまう。
そんなつらい悪循環を抱えていることがあれば、毒親育ちの可能性があります。
毒親育ちが毒親になってしまう毒親の連鎖は、往々にして起こるものです。
遺伝などで起こるのではなく、毒親育ちの過程で起こってしまうのです。
そしてクライアントさんのように、今子育て中ではなくても、
毒親育ちの自分は、毒親になってしまうのかという不安が湧いてきます。
ですが不安にならないで下さい。
自分が毒親育ちで、毒親になる可能性があるのではないかと気づくことはとても重要です。
毒親育ちだと気付かずに放っておくとまさに、毒親の連鎖に巻き込まれてしまいます。
では気づいた時にはどうすれば良いのでしょうか?
毒親になってしまう構図を理解して、毒親にならない行動を起こす事です。
その理解と行動は、1人で出来るものではありません。
客観的に捉える必要があります。
1人で理解し行動しようとすると、うまく出来なかった時には、
出来ないことがどうしてだったのか掴めないまま、出来ない自分がダメなんだと、
またつらい悪循環に陥ってしまいます。
客観的に捉える事で、うまく改善しない理由が何なのか分かり、修正していく事で、
早く的確に毒親の育ちの生きづらさから、
そして毒親の連鎖の悪循環から解放し、《幸せ循環》にすることができます。
1人で悩まずに是非、当カウンセリングルームにご相談ください。