HSPの繊細さんが、無理なく楽しんで生きる3つの方法

 

HSPの繊細さんが、無理なく楽しんで生きるには3つのポイントがあります。

 

皆さんはHSPという言葉はご存知でしょうか?

 

HSPは、 Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、

生まれつき「非常に感受性が強く、周りからの刺激を過度に受けやすい繊細な人」のことをいいます。

『「繊細さん」の本』(著者:武田友紀)では、HSPを「繊細さん」と名付けて下さっていました。

 

1996年、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン氏がにこの特性を提唱しました。

HSPとは病名ではなく、周りの刺激に敏感な方という、いち特性を表す名称です。

HSPの方は、外からの刺激に非常に敏感で、

話し相手のちょっとした仕草や表情や空調のかすかな音や、仕事の改善点など、

相手の感情やその場の雰囲気はもちろん、光や音まで、

周りの人が気づかない小さな変化を感じ取ります。

以前はそのような感覚に対して『気にし過ぎ』や『真面目だから』

といった性格的なものだと思われていたのですが、

心理学者エレイン・N・アーロン氏の研究により生まれ持った特性だというように解明されてきました。

 

 

HSPの方は周りの刺激を敏感に感じ取るがゆえに、疲れやすく、

ついには生きづらいと感じることがあります。

この症状を楽にするには3つのポイントがあります。

 

「HSPの繊細さんが無理なく楽しんで生きる3つの方法」をご紹介します。

 

ポイント1 

〜相手の気持ちを直接確かめてみる〜

 

HSPの繊細さんは、他人の顔色や行動言動を敏感に察知します。

 

HSPの繊細さんが話したり、何か行動したりした事に対して、

その場にいた他の人が返した言葉や、その人の顔色を瞬時に察知して、

それがもし良くない、ネガティブな物だったとしたら、HSPの繊細さんは、

 

「もしかしたら、私の言ったことで傷つけてしまったのではないか」

「私の行動が迷惑をかけたのではないか」と考えて頭の中をグルグルと良くないワードが占めてしまいます。

 

そうなってしまう事で深く考えてしまって、

自分が悪いのだと自己嫌悪に陥りつらくなってしまい、必要以上に疲れてしまいます。

 

ですが良くない反応が自分のせいだと思ってしまう出来事でも、

実際他の人の気持ちや行動の意味を聞いてみると、

「疲れてたから」とか「寝不足であくびを我慢してた」とか「他のことを考えて聞いてなかった」など、

 

全く関係ない事で顔色が変わったり行動していた事が分かります。

取り越し苦労をする前に、相手の気持ちや意見を聞いてみる事です。

 

何か感じ取った時、「面白くなかった?」とか「変な事言ったかな?」など聞いてみると、

案外深く考える事でもなかったと、既成事実を少しづつ増やしていく事で楽になることが出来ます。

 

HSPの繊細さんはこれとは逆に良い反応にも敏感なので、凄く喜んだり、凄く楽しんだりしてしまいます。

気持ちが上がったり下がったり大変なので、そこでも疲れてしまうのですが、

精神的に追い込まれるのを少なくする事でかなり楽になります。

 

ポイント2

〜声や音にバリアを張ってブロックする〜

 

HSPの繊細さんは音に敏感です。家の中だと例えば、

冷蔵庫の音や、洗濯機の音などが気になって他ことに集中できなくなったりします。

 

動けるのであればその場を離れれば良いのですが、離れられない事情がある時、

集中できないと思ったら、透明のガラスのついたてが自分を囲っていて、

周りの気になる音を遮っているというイメージをします。

 

そうすると、自分が音で妨害されない状況をイメージで作ることができるので、

少しでも楽にその場にいることが出来ます。

 

あくまでイメージなのですが、守られているとイメージすることで、敏感に感じなくなります。

 

良くある事なのですが、気になる音を気にならないように、気にならないように

何度も思えば思うほど逆に気になってしまうもの。

 

バリアが張られていて守られているというポジティブなイメージが、気持ちを楽にさせます。

 

音とは違いますが、一緒に会話している相手のお話しが勢いありすぎて止まらない時や、

声が大きいなと気になるときなど、目の前にテレビがあると思ってテレビを眺めている場面をイメージしましょう。

 

そうすることで、自分に向いている勢いや声の大きさが気にならず、会話が楽になりなります。

 

こういったイメージを使ってみることで、実際に自分が直接、敏感に受け取っていたことが、

間接的に受け取る感覚になるので楽になれるのです。

 

ポイント3

〜みんな一緒ではない事を知る〜

 

HSPの繊細さんは、色々な変化を敏感に察知してしまって、その度に考えたり、

気を使ったりするので、忙しく気持ちを働かせて疲れてしまいます。

 

ですがHSPの繊細さんではない人は、どうしてそんなに気を使っているのか分からないという具合に、

気にしすぎじゃないかな?気にしなくていいんじゃないかな?と感じているのです。

 

HSPの繊細さんは、どうして私は気になるのだろう、私はおかしいのではないか?と

考えてまた悩むのではなく、

 

気質は人それぞれ違うもので、私はそういう特徴を持っているのだなと、

気付き理解することが必要です。みんな同じ感覚や気質なはずはなく、

それぞれ違うので、おかしくはないのです。

 

繊細な気質だということだけです。

 

繊細な気質はつらいことばかりではありません。楽しいことや、嬉しい事にも敏感です。

良い事も思い切り喜んだり、感動したり、HSPの繊細さんには、その点は存分に楽しんで欲しいと思います。

 

 

「HSPの繊細さんが無理なく楽しんで生きる3つの方法

をまとめると、

 

ポイント1:相手の気持ちを直接確かめてみる

 

ポイント2:声や音にバリアを張ってブロックする

 

ポイント3:みんな一緒ではないことを知る

 

いかがでしたか?

 

「HSPの繊細さんが無理なく楽しんで生きる3つの方法」をご紹介しました。

 

HSPの繊細さんは敏感で、刺激を受けやすく抱え込みやすいので、

つらいだけではないかと思われていたと思いますが、

 

つらい事は軽減できますし、

 

つらいことばかりではなく、楽しいこともいっぱい感じ取れるということを知って頂いて、

楽しんで人生を歩んで頂きたいと思います。

 

私自身HSPです。

人と会うと疲れを感じたり、賑やかな場所に行くと早く帰りたくなったり。

 

子育てをしている頃はHSPゆえに敏感に感じ取ってしまうので、子育てプラスHSP気質で

人一倍疲れてしまっていました。

 

今はこの3つの方法を意識して日常生活に取り入れています。

皆さんも是非、日々の生活に取り入れて楽に日々過ごしてくださいね。

 

当カウンセリングルームでは、HSPでつらい思いをされている方に、

つらくなく幸せを感じて毎日を過ごして頂きたい。

そういう思いで具体的なカウンセリングを行なっています。

 

 

自分の意見にふたをして、他人の意見に合わせてばかりで疲れてしまったり、

なんでも1人で抱え込んでしまって、誰かに手伝って欲しいと言えず

他人の顔色などを敏感に感じてしまうHSPの繊細さんが、

 

「自分が自分らしく、楽に楽しく生活出来るようになる」

お手伝いをさせて頂いています。

 

「自分自身が楽で、そして楽しめる人生に変わりたい」方は

 

是非お気軽にご相談ください。

 

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